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2017年1月12日 (木)

ミュージカル「フランケンシュタイン」中川+加藤

2017年1月12日(木) パンフ1800円(未購入)
感想20170112_2
原作のフランケンシュタイン博士を元にオリジナルの脚本、音楽で作った韓国ミュージカル。NT制作ベネディクト・カンバーバッチ2役(ビクター、怪物のジョニー・リー・ミラーとの入れ替えダブルキャスト)のストレートの舞台を昨年ナショナルシアターライブで観たが、カンバーバッチのビクター役を観ただけで、入れ替えの怪物役の方は遠慮してしまった。なかなか気合の要る、精神的につらい作品だと思う。
それを韓国スタッフは、音楽を使い、更には主力の役者がほとんど二役を演じるという手法を使って、物語のどす黒さを裏表の見せ方でエンターテイメントに仕上げた。
音楽は、なぜか既存のミュージカルの端々を思い出させるメロディラインやリズムで、個性的な曲とは思わなかったが、「レ・ミゼラブル」「ジキル&ハイド」などに似た楽曲が印象に残った。
20170112_3 役者は、アッキー(中川晃教)のビクター・フランケンシュタイン博士は、綱渡りのような感情の起伏と、壊れそうな心が歌からも芝居からも伝わってくる。もう一つの役、怪物が見世物になる見世物小屋のジャックも、濱田めぐみの女主人エヴァの尻に敷かれるところが悪役になり切れない不安定さがあり、こちらはコミカル。二つの役を一つの舞台でやりこなすとは、大した力量。
対する怪物役の加藤和樹は、端正なビクターの親友デュプレと怪物の両極端な役をそれでも、同一人物だと思わせたり、別物と思わせたり変化に富む演じ方だった。しかし、全身がきれいな役者。
濱田めぐみは、予想通りビクターの姉エレンの役と、見世物小屋の女主人エヴァの役も歌からしぐさから、両極端を演じきった。エレンの泣かせる演技もさすが。
オープニングからコミカルに演じるルンゲの鈴木壮麻さんのもう一役のイゴール(道化)は意外でしたし歌わないのでもっと意外でした。
 
2017/1/8(日)~1/29(日)日生劇場20170112_1
音楽:イ・ソンジュン 脚本/歌詞:ワン・ヨンボム 訳詞:森雪之丞
潤色/演出:板垣恭一
http://www.tohostage.com/frankenstein/index.html
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